NTT vs KDDI|CATV事業者を取り巻く光回線業界の動きと携帯電話事業者3社の今後

【 NTTグループとKDDIグループの動き 】

 2017年は「光回線の自由化(2015年に開始)」・「電力の自由化(2016年に開始)」に続き、ガスの自由化が開始されます。

 このようなライフラインサービスの自由化が立て続けに実施される中で、KDDIは対NTTとして様々な動きをしています。それに対抗するようにNTTドコモも負けておりません。

 その対抗合戦には、ケーブルテレビ事業者が関連しています。

 どのようなことが起きているのかという点に関して、下記で紹介していきます。

 

「ケーブルプラス光卸」の提供を開始(KDDI)

 これは「KDDI」が2016年12月1日より開始している仕組みで、その内容はNTT東西が行った「光コラボレーションモデル」と似ています。

 詳細に関して簡単に解説するとKDDIが提供している「auひかり」・「auひかり電話」をケーブルテレビ (CATV) 事業者向けに卸提供するという内容になっているんです。

 これにより「ケーブルテレビ事業者」は、NTT東西の「フレッツ光」の卸提供と同時にKDDIの「auひかり」の卸提供も受けられ商品ラインナップの幅が広がります。

 現在、ケーブルテレビ事業者の独自である光回線サービスに関しては、最大速度が「フレッツ光」や「auひかり」より劣るというデメリットがあります。

 しかし、この両社(NTT&KDDI)の仕組みを利用して光回線サービスを提供することにより「ケーブルテレビ(CATV)事業者」は、上り下り最大1Gbpsの高速な光回線サービスを自社のお客様へ速やかに提供することができるのです。

 さらに「ケーブルテレビ(CATV)事業者」としては、設備投資の削減やサービス開始までの期間短縮を実現できます。

 また、オプションサービスとして「ひかり電話」や「テレビサービス」も提供可能となります。

 これらに加えて「ケーブルテレビ(CATV)事業者」が独自で提供している放送サービスも同じ光回線サービスで利用できるという内容にもなっていて、とても便利かつお得に光回線を利用できます。

 今までのケーブルテレビ独自の光回線と違い、この仕組みを利用することで安定で評判である「auひかり回線」を活用して最大速度を上げ「ネット&電話&ケーブルテレビ放送」の3サービスを同時提供できるんです。

 KDDIでは、今後も「ケーブルテレビ(CATV)事業者」との連携を強化する動きを見せております。

 その取り組みとして光回線と電話サービスだけではなく毎月のauスマホ(携帯電話)やタブレットの利用料金が割引になる「auスマートバリュー」に加えて「ケーブルプラスでんき」や暮らしの安全安心をサポートする「生活あんしんサービス」などを提供する予定です。

 

「ドコモ光 タイプC」の提供を開始(NTTドコモ)

 この仕組みも「ケーブルテレビ(CATV)事業者」と連携した仕組みですが「ケーブルプラス光卸」とは大きく違う点が一つだけあります。

 その違いから解説しましょう。

 

「ケーブルプラス光卸」:光回線は「auひかり」、プロバイダー「au提携ISP」

 

「ドコモ光 タイプC」:光回線は「ケーブルテレビ光」、プロバイダー「ドコモ提携ISP」

 

 上記で、ご理解いただけましたでしょうか。もう少し、簡単に下記で説明します。

 

KDDIは「auひかり」という光回線の卸提供を行いCATV事業者と連携する

 

NTTドコモは「CATV光」という光回線の卸提供を受けCATV事業者と連携する

 

 これにより、NTTドコモも「ドコモ光セット割」や「ずっとドコモ割」というドコモのスマホ(携帯電話)とケーブルテレビサービスをセット契約することによる割引が実現できるようになったわけです。

 携帯とのセット割に加えて「ドコモ光 Aタイプ」や「ドコモ光 Bタイプ」と同様にdポイントも付与されますので、ドコモユーザーにとっては嬉しいサービスになっています。

 しかし、この「ドコモ光 Cタイプ」に関しては提携しているCATV事業者が少なく提供エリアも「三重県のみ」とかなり限定されています。(2017年1月 現在)

 

通信業界に長く従事しているプロから見れば、どちらかと言えば「auひかり」の優勢です。

 

 なぜなら、KDDIグループでは以前から「ケーブルテレビ(CATV)事業者」との連携を実施しているためです。

 せっかくなので、下記からは「NTT vs KDDI」に加え「Softbank」という携帯電話事業者3社の動きについて解説しましょう。

 

【 携帯電話事業者の今後の動き 】

 NTT vs KDDIに加えSoftbankの動きについて、2017年も目が離せません。

 まだ非公開情報でもあるため更新をお待ちいただければと思いますが、今後もこの3社が「ガスの自由化」という仕組みを利用したサービス展開やNTTの「光アクセス設備料金」・「光回線電話」など、その他にも2020年までに大きな動きを見せると予測されます。

 この動きにプロバイダー事業者や電力会社&ガス会社、さらにはケーブルテレビ事業者も影響を受けることでしょう。

 

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